前回の散策で見ることが出来なかった旧マレー鉄道のブキティマの駅舎をみるため再びブキティマへ。鉄橋脇の道から駅舎に向かおうとしたところ雨がポツリ。「やばいかな?」と思いつつそのまま進むもすぐに土砂降りに。駅舎まで目前のところまできたものの、折りたたみ傘が全く役に立たない程の豪雨なのでUターンして雨宿り。少し様子を窺っていましたが、しばらくは止む気配がないのでここからは一旦引き上げることに。
旧ブキティマ駅 Former Bukit Timah Railway Station
早めのランチなどを取りつつ、雨をやり過ごして再びブキティマの駅舎に向かいます。
なんということでしょう、環境改良作業のため駅舎はフェンスで囲まれていて屋根しか見ること出来ないではありませんか。。ホームにある駅名標だけ辛うじて見ることが出来たので写真をパチリ。
駅舎周辺は環境改良工事中で、2022年第2四半期に完成予定となっていますので、見学に行こうと思っていらっしゃる方はご注意を。
因みに、旧マレー鉄道のタンジョンパガー駅舎は、MRTサークルラインの最終第6期工事で誕生するカントンメント駅が完成(2026年予定)した後に完全復元されるとされています。
在星中に二つの駅舎を見ることは叶いませんが、数年後に両駅舎が完成した暁には再び訪れてみたいです。
気を取り直して、鉄橋を渡りレイルコリドーをブキティマ自然公園方面にブキティマヒルを目指すことにします。
ブキティマヒルが見えてきました。シンガポール最高峰の標高163m。タンパガにあるグオコタワーの高さが290m、同じくタンパガにあるHDBのピナクルの高さが156mらしいのですが、普段から高層の建物を見過ぎているせいなのか「低い」とは聞いていてわかってはいたものの、「ん?ただの森?」と幾分拍子抜けしてしまいました。
ブキティマヒル Bukit Timah Hill
てくてく歩き、ビジターセンター前に到着。上を見上げるとサルが木の上からマンゴーのような果実を次々に投下中。ぶつからないよう建物に向かっていくとビジターセンターは残念ながらクローズ。2階の展示ホールの虎をガラス越しに見学して頂上を目指します。
ビジターセンターを出発すると、写真では分かりづらいのですがいきなり急勾配な登りが続きます。途中でUターンして引き返す老夫婦らしき方もいらっしゃいました。
途中にある休憩所を通過するあたりから勾配は少し緩やかになっていきます。幾分ゆとりも出てきて周囲の植物や動物を観察しながら森林浴を満喫しつつ更に頂上へと登っていきます。
頂上までショートカットで行ける階段ルートと迂回ルートの分岐点に到着。迷わずショートカットの階段ルートに足を進めたのですが、この階段、歩幅が合わず非常に登りづらい、、
何とか階段を登り切り、頂上へ。
自然公園周辺には高層建築物がないので、頂上からの眺望を期待していましたが視界に入るのは生い茂る木々のみ。んー、何だか達成感が半減してしまいました。。
ショートカットの階段ルートは登りの一方通行になっていたので、迂回ルート経由で下って行って本日の散策は終了。若干のガッカリ感は否めないものの、森林浴を楽しむことが出来たので良しとします。
ウビン島に行ったときに登った最高点が75mあるという「プアカヒル」とは違い、山頂まで階段以外は完全舗装されているので登るのはこちらの方が比較的楽だと思います。人工的に造られた緑が多いシンガポールですが、お手軽に自然に浸ってみたい方にはおすすめです。